社長が現場を離れても儲かる組織になるシンプル経営

 

真の成功者になるために経営者が身につけるべき3つのスキル

〜仕事を楽しみ豊かな人生を生きる経営者を1人でも増やしたい〜

 

ある日、私の処女作を読んでくれたAさんが経営相談にきました。
「仕事が終わって寛げるのは0時を過ぎてから。昨日もそうでしたし、ほぼほぼ毎日がそんな感じです。」
「「自由で豊かな人生を手に入れたい!」そんな想いで起業したんですけど、現実は厳しいです。」
声はしっかりしていたものの、目には力がなく視線を落としがちなAさんは、オーダースーツでなんとか体裁を保っていた。
「会社を大きくすればなんとかなる。その一点で頑張り続けてきたんですけど、会社が大きくなればなるほど時間は無くなって……。」
両手で頭を抱え、更に話し続けるAさん。

「どうしたら自信と希望をもって、経営ができるのでしょうか?」
「本もたくさん読みました。たくさんの研修やセミナーにも参加して、専属のコンサルも付けて学んできました。」
「でも、結果が良くなるのは、その直後だけなんです。」
「僕のどこが間違っているんでしょうか? まだ足りない点はどんなことなんでしょうか?」
この様な相談は、Aさんだけではありません。
多くの経営者が、同じようなことに悩み、相談に来られます。
そんな悩みや課題を相談されたときは、「経営者の3つのスキル」についてお話しをしています。

 

 

目指すのは自発的に仕事に取り組む組織づくり

「10年はあっという間でした。」
「がむしゃらに頑張ってきて気付いたんです……。ワンマン経営になってしまっていると。」
「社員が自発的に働いてくれる、全員参加型経営に変えなければいけない。」
「そう思って、社員教育にも力を入れました! でも思うように育ってくれないんです。」
顔を上げたAさんは、眉間に深いしわをよせ、顔を赤らめて話してくれました。
「なるほど、すごく頑張ってこられたことが伝わってきました。」
「目指すところは、社員が自発的に仕事に取組み、利益を出していきたいという事でいいですね?」
Aさんは、もう一度深く座り直し、二回首を縦に振りました。
「目指すところは決まっているし、その為の社員教育もされている。何よりAさんには、まだまだ気力が残っている!」
「でも、うまくいかない企業に、往々にしてあること。それは、……。」
「企業の目的が明確になっていないという事です。」
企業の目的を明確にすることで、「誰の」「どんな問題」を解決する会社なのかが明確にすることができます。
いわゆる戦略を構築するということ。
そのことから「やるべきこと」と「やらないこと」を分けられる様になります。
明確でない目的、曖昧な目的が社員を惑わせているんです。
そして、社員のスキルアップよりも、個々の性格に合った役割を与えること。
それにより、お互いの長所を活かし、短所を補いあうチームに変わってきます。
仕事に余裕が生まれ視野が広がり、効果的に利益を上げる組織に変わる。
経営を良い循環に変えるのには、この手順が大事なんです。

 

 

目指すのは生産性の高いビジネスモデル

「売上げを上げれば会社は儲かる」それを信じ、ひたすら売上げを上げることに注力する。
しかし、売上げが上がっても経費がかさみ、資金繰りはなかなか楽にならない。
コンサル先では、こんな状況もよく見かけます。
「顧問会計士に相談すると「売上げを上げてください」「経費を抑えましょう」と言われるだけで、いまひとつ腑に落ちない!」とか、「数字を見るのも会計士さんに任せっきりで、一体本当にどれだけの利益が残っているのかがよく分からない!」とか、 「数字に強くなりたいと思ってるけど、どんぶり勘定の経営から脱却できない。」こんな悩みを抱えて苦しんでいらっしゃる。
実は会計には2種類あるんです。
会計士さんが教える「税務会計」と、生産性を高めるための「未来会計」。



「未来会計」では「販売価格」「原価」「販売数量」「固定費」の4つの要素から、どの要素を改善すれば確実に利益を上げることができるかを判断します。

これが経営者の仕事であり、経営者が学ぶべき会計なんです。
経営は投資回収業とも言われます。
生産性を高めるために、戦略、商品開発費、人材の採用、人材の育成など、何にいくら使うかを決めること、これも経営者にとって、重要な仕事の一つになります。

 

 

経営力を上げれば全ては解決する

ここまでお伝えしてきたように、変化の激しい時代を生き抜くためには「先を読み社員の能力を理解して全員が無駄なく行動する組織をつくる」このことが重要です。 経営学者ピータードラッカーも経営者の仕事は次の3つだと言っています。

1 事業の決定
2 資金配分の決定
3 人材配置の決定

 

 

私流に解釈すると「戦略」「財務」「組織」であり、これらが経営者が身につける3つのポイントです。
この3つの要素に一貫性のある経営をすることで、時代の変化に呑み込まれる事のない、最強な組織が可能になります。
「事業目的」を明確にして、適切な「投資配分」と適切な「人材配置」を判断することが経営者の仕事!
現場の叩き上げの社長は、いつまでも営業の第一線で働いています。
経営者の仕事は、現場の仕事とはガラリと変わります。
では、何を変えるのか?
どんな手順で変えるのか?
それが分からず戸惑うことも多いのが現状です。
経営者としての仕事は正解がなく、分からないこと自体は問題ではありません。
分からないことを分からないまま仕事を進める。このことが問題なのです。
分からないままでは、資源の集中ができず、会社の力は危機的な状況になることでしょう。

私達は10年かかると言われる経営の仕組みを1年に凝縮し、もっとも簡単に身に付けることができるメソッドを開発し提供しています。
このメソッドを日本中に広めて幸福な経営者の頼れる右腕になることが私達の使命です。
これから起こるであろう、大倒産時代を目前にして、手遅れにならないように経営能力を上げていきたい。
その様に考える経営者の方は、ぜひ弊社のセミナーにご参加ください。
貴方にお会いできることを楽しみにしています。