赤字250億円から純利益4,803億円へ。任天堂が高性能を捨てて、過去最高益を出した理由
「うちにしかない強み」が見えなくなった時、どう考えるべきか?
「うちの強みって、正直なんなのかわからない…」
「競合とどう違うのか、うまく説明できない…」
こんな悩みを感じたことはありませんか?

任天堂も当時同じように悩んでいた時代がありました。2014年あの任天堂が赤字に転落しました。主力機種だった「Wii U」が大きく失速し業績は急降下。ソニーやマイクロソフトが高性能なゲーム機を次々と出す中、任天堂はその競争に出遅れ「今の時代の流れに合っていない」と言われることもありました。
この年の決算では232億円の最終赤字を計上。かつての王者が苦境に立たされていたのです。しかし、それから数年後任天堂が見せたのは想像を超えるV字回復でした。
売上は1兆7,589億円、純利益は4,803億円となり過去最高を大きく更新したのです。

なぜ、ここまでの回復ができたのか?その背景には“ある経営方針の転換”がありました。けれども、それは巨額の投資や最先端の技術といった大企業にしかできないような話ではありません。むしろ、中小企業でもいまの経営にそのまま取り入れられる実践的な考え方なのです。
出遅れた任天堂が、なぜV字回復できたのか?~任天堂がやったこと
ソニーやマイクロソフトが最新の性能を追い求めていた中で任天堂が選んだのはまったく違う道でした。Wii Uでの失敗を経て彼らが見直したのは「スペック」ではなく「体験」。どうしたらもっと多くの人が気軽にそして楽しくゲームを遊べるのか。その答えが「Nintendo Switch」だったのです。Switchは据え置き型と携帯型が一体化したゲーム機です。しかも、コントローラーが分離できてすぐに2人プレイが始められる。

この機能によりリビングで兄弟だけでなく、親子がすぐに一緒に遊べる環境が整いました。実際に開発陣は「お母さんに怒られないゲーム機」を目指していたといいます。つまり、ゲームを売るのではなく“家族の時間”を届けようとしていたのです。
このように任天堂はただのゲーム機メーカーではなく、“家族で楽しめる体験”を提供するブランドへと変貌しました。これによって「性能では勝てない」という劣勢を逆に強みに変えスペックや価格での比較から抜け出すことに成功したのです。

結果としてSwitchは世界で1億台以上を販売し2021年には売上1.7兆円、純利益4,800億円、営業利益率36%という驚異的な成果を叩き出しました。任天堂がやったのは“派手なCMを打つ”とか“流行りに乗る”といった話ではありません。
自社の強みを見直し「誰にとってどんな意味があるブランドになるか?」を1から再設計しただけです。これは規模や業種を問わず中小企業でも十分にできることです。
他社にない“らしさ”をつくるために最初に見直すべきこととは?~中小企業のブランディング戦略
弊社のクライアントでも「ブランディング」に関して悩んでいた企業があります。静岡県でエステティックサロンを経営している株式会社サカエコーポレーションは、「自社の強みには自信があるのにそれがうまくお客様に伝わらない」と悩んでいました。そこで提供価値をあらためて定義し直し、ミッションとマーケティングをつなげることで自分たちの“らしさ”を言語化できるようになったのです。

株式会社サカエコーポレーション
代表 望月 隆弘様
あなたが選ばれる理由を一緒に見つけましょう~スペックで勝てないなら土俵を変えればいい。
任天堂が性能競争から一歩引き“遊びの体験”に振り切ったことでかつてないヒット商品を生み出したように、あなたの会社にも「価格」や「商品力」だけではない“選ばれる理由”がきっと眠っています。それを見つけ、言葉にし、伝えていくことで比較されることなく指名されるブランドへと変わっていけるのです。

今、弊社が開催しているワークショップではそうした「自社らしさの見つけ方」とそれを利益に変えていくための実践的な考え方をお伝えしています。
もしあなたが、
・自社の強みがよくわからない
・競合と比べて何が違うのか説明できない
・値下げせずに選ばれる方法が見つからない
このようなことで悩んでいるならぜひご参加ください。
