パナソニックはなぜ2年で黒字化できたのか?赤字1.5兆円のパナソニックが黒字転換した決断
黒字化の裏には、実は中小企業でも可能な策があった。
どうすれば会社は安定成長するんだろう?
そんな問いを何度も繰り返していませんか?2012年パナソニックは深刻な経営不振に苦しんでいました。主な原因は、テレビやスマートフォンなどの事業の不振。その影響で、2012年度・2013年度の2期で累計1.5兆円もの巨額赤字を計上。
「一社では一年で処理しきれない問題の根深さ」
とも評されるほどの危機でした。

しかし、そこからわずか数年で黒字へと転換。2015年度には最終利益1,652億円という結果を残します。なぜ、あの状況からV字回復できたのか?そこには、ある経営判断があったのです。そして、それは大企業だからできた特別な手法ではありません。中小企業でも実践可能なとても本質的な戦略でした。
巨額赤字から黒字転換…その裏にあった決断とは
~パナソニックがやったこと
では、パナソニックはどうしたのか?答えは「選択と集中」。つまり、不採算事業からの撤退と成長分野への集中による一連の判断が同社を巨額赤字から救い出しました。まず着手したのは稼げない事業のスピード撤退でした。
当時、パナソニックの代名詞とも言える「プラズマテレビ」と巻き返しを狙っていた「スマートフォン」の2つを自ら手放す決断を下したのです。同社が優先したのは、ダラダラ続けてさらに傷口を広げるくらいなら今ここで終わらせるという判断でした。

実際、プラズマ事業の撤退には、工場の閉鎖や使えなくなった設備などの“損切り“も伴いましたが、それによって赤字の“根”を断ち切ることができたのです。
そして浮いた経営資源を、「自動車の電池や車載機器」「住宅設備」「エネルギー事業」など、「これからも必要とされる市場」へと優先的に振り向けました。
その中でも、EV(電気自動車)向けの電池や住宅の太陽光システム・蓄電池などの分野は、新たな収益の柱としてパナソニックの経営を支える存在になっていきました。しかし、ここで真に大切なのは何でもかんでも切り捨てろという話ではありません。パナソニックが取り組んだのは「売れるか」ではなく「儲かるか」を基準として判断する体制へと転換したことなのです。

この一連の取り組みの結果、2012年・2013年と2期連続で7,500億円を超える赤字を出していた会社がわずか数年で黒字に転換。2015年度には最終利益1,652億円という成果を出したのです。
儲からない商品に、時間を使っていませんか?
~弊社クライアントの例
弊社のクライアントでもパナソニックと同じように、選択と集中による「利益志向」を採用してから流れを変えた中小企業があります。それが、看板制作を手がけるアイワ工業株式会社。この会社は、かつて下請け中心の受注体制で価格競争に巻き込まれ利益が減少していました。しかし、”やらないこと”を明確にして下請けを脱却し自社商品の開発・販売へと舵を切りました。

結果、顧客単価は6倍に跳ね上がり生産性も大きく向上。「やめる勇気」と「集中する判断」が経営の流れを根本から変えたのです。「撤退するなんてもったいない」「今は耐える時期だ」そうやって苦しい事業を抱え続けていませんか?でも本当に大事なのは利益志向における判断基準をもつこと。この判断が変われば経営の流れは少しずつ変えていけます。
このワークショップでは”やめるべきもの”と“集中すべきもの”を明らかにし、ムダを削って利益志向になるための仕組みづくりをお伝えしていきます。

もし「このまま続けていていいのか…」と悩んでいるならぜひご参加ください。
