「安さ」で戦うのはやめた!無印良品のブランド再構築戦略
「無印の時代は終わった」から復活へ!その裏側とは?
値下げしなくても売れる仕組み。無印良品の復活劇は、中小企業でも真似できます。あなたの会社は価格競争に巻き込まれていませんか?
✔︎「安くすれば売れる」という発想が定着し利益率がどんどん下がっている…
✔︎ 値下げで売上を伸ばしても結局は利益が残らない…
✔︎ そのうち、さらに安い競合が現れまた値下げせざるを得なくなる…
これは多くの企業によくある悪循環です。

そしてかつての無印良品もこの罠にはまっていました。
1990年代後半から2000年代初頭にかけて無印良品は「シンプルで低価格」というコンセプトを強みにしていました。しかし次第に価格競争に巻き込まれブランドの個性を失っていきました。
「無印の時代は終わった」とまで言われ
2001年8月期には38億円の赤字を計上。
このままではさらにブランド価値が低下し事業そのものが立ち行かなくなる…
そうした危機感の中2001年に新社長が就任し大胆な経営改革に乗り出しました。
その結果
わずか1年で黒字回復を果たし
経常利益は2001年の56億円から
2005年には156億円へと3倍近く増加。
また、売上高も10年間でほぼ2倍に成長しました。
では無印良品はどうやってこの悪循環を断ち切ったのか?

その方法は大企業だからできた特別な施策ではありません。
むしろ中小企業こそ取り入れるべきシンプルな戦略だったのです。
わずか1年で黒字回復!その裏にあった意外な発想
「安いから買う」から「無印だから買う」へ
無印良品のV字回復のカギは「価格」から「価値」で選ばれるブランドへの転換でした。そのために行ったのがターゲットと価格の見直しです。
かつての無印良品は「シンプルで安い」というイメージが強く価格競争に巻き込まれるリスクが高まりました。しかし、ブランドのあり方を見直したことで、
「とにかく安いから買う」という存在ではなく、「無印だから選ぶ」と思って選ばれるようになったのです。

無印良品は従来の「安さを求める層」ではなくブランドの価値そのものに共感し、選び続けてくれる層に焦点を当てました。そのために売れ残っていた商品を減らし、無印良品らしい価値を持つ商品のみに集中しました。
ただ低価格な商品を揃えるのではなく、暮らしに馴染み長く愛されるデザインや機能性を重視した商品づくりへと方向転換したのです。
わずか1年で黒字回復!価格設定の考え方も変化
過度な値下げをせず、品質を維持しながら消費者にとっての「価値」を前面に打ち出すことで、無印良品は価格競争から脱却しました。消費者が「安いから買う」のではなく、「無印だから買う」という選択をするようになったのです。
こうした変革の結果無印良品は価格競争の悪循環から抜け出し、ブランドそのものの価値を高めることに成功しました。実際に、2001年に38億円の赤字を出していた無印良品は2005年には経常利益156億円と約3倍に成長。10年後には売上もほぼ2倍に拡大し、ブランド価値の向上が業績に直結しました。

このように無印良品は「価格ではなく価値で選ばれるブランド」へと進化し、安売りに頼らない経営へとシフトしたのです。
安売りしなくても選ばれる会社、その共通点とは?
中小企業でも応用できます
無印良品のような大企業の事例を聞くと、「うちの会社とは規模が違いすぎる」「大企業だからできたんじゃないか?」 と思われるかもしれません。しかし、無印良品が行ったのは「ターゲット層の見直し」と「価格戦略の再定義」というどんな企業でも取り入れられるシンプルな施策です。
大事なのは
「安さで勝負するのではなく
選ばれる理由を作ること」
です。

これができれば企業の規模に関係なく価格競争から抜け出し、「このブランドだから買いたい」と思ってもらえる経営にシフトできます。実際に、弊社のクライアントでもこの考え方を取り入れて成果を出した企業があります。
たとえば
アイワ工業株式会社は、価格競争に巻き込まれ安く受注するしかない状況に陥っていました。そこで下請け中心の受注体制を見直し、「自社ブランドの商品を販売する体制」へとシフト。
その結果
自社で値決めができるようになり
顧客単価は6倍に増加し
利益率も大幅に向上しました。
ミッションが明確になり価格競争から脱出!-【株式会社アイワ工芸様 看板施工業】 – ミッション経営-(株)サンアスト

アイワ工業株式会社
代表 横地 健至様
では、あなたの会社でもこの戦略を実践するにはどうすればよいのでしょうか?
まず、「あなたの会社の商品やサービスは本当に価値が伝わる形で売られているか?」
これを見直してみてください。
価格で選ばれてしまっているのなら、「お客様が本当に求めている価値は何か?」を明確にし、それを伝える方法を変える必要があります。

この方法についてさらに詳しく知りたい方のために、「価格競争に頼らず、利益を最大化する経営戦略」をテーマにしたワークショップを開催しています。
価格競争から抜け出し無印良品のように「選ばれるブランドを作る方法」や「少ないリソースで利益を最大化する戦略」を詳しく解説します。
興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。
