2020.03.18

ピンチをチャンスに変える人

今、コロナウイルス問題が世界的に広がり経済に深刻な影響を与えています。
こんな時にですね、よく「ピンチをチャンスに変えろ」と言うんですが、私の過去の30年の経験の中でも、リーマンショックまたは狂牛病というような大きな社会的問題がありました。
この時にどのように動いた方たちがピンチをチャンスにしたのか、という話をしていきたいと思います。

お客様に安心を提供したお店がピンチをチャンスに変えていった!

狂牛病の時、私は多くの焼肉屋さんのご支援をしてました。

日本の国産牛に対しての狂牛病というものが発生したとき、ある会社は牛肉ではなくて一時的に豚肉を販売したり、または鶏肉を販売したり、時には輸入もののお肉を販売したりするような形で売上の低下を防止しようと様々な策に動かれておりました。

そのように動いた会社さんがほとんどだった中で一社だけ国産のお肉を今までもこれからも使いますと、宣言されたお店がありました。
私たちが一番おいしいと思うものをお客様に提供したい、そしてこれからは仕入れの見極めやチェックをより一層厳しくしますということで品質の向上を約束し、今まで通りの国産牛の営業を続け、新規客を集めるわけではなく、少なくなっていても今来てるお客様に対して一人一人に感謝のメッセージを送りました。

このような行動によって一番最初に復活したのが、その商品を変えずに今いるお客様に感謝を伝えるメッセージを配ったお店が、その後報道がある度に逆に売り上げが上がっていった、あの店なら安心だというふうに上がっていた、というエピソードがありました。

不安な時代は、お客様との信頼構築がカギ

このように社会的問題の時は全体がお客様も含めて不安な状態に陥っています。
そんな中で大切なことはやはり信頼を構築することなのです。売上よりもお客様との信頼を構築する一番のチャンスなんです。そして同業他社が逆に信頼を失ってしまう可能性が非常に高い時なのです。ですからしっかりと今のお客様に対してどのような対応することが信頼構築になるのか、そして減ったお客様を戻そうということよりも既存のお客様にさらに感謝を伝え安心安全なサービスを提供するということが大切になります。
そのような企業がより早く復活してこのピンチをチャンスに変えてるんです。
このような大変な時期は企業が試されている時なんです。
皆さんしっかりとですねお客様に対して信頼のできるサービスを強化するが大切だと思います。

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