株式会社サンアスト

株式会社スズソウ |

株式会社スズソウ

世界観を一新することで「ミッションを伝える機会」をいただきました。

株式会社スズソウ 代表取締役:鈴木孝治 様

「葬儀とは“心”を持って大切な人と向き合う特別な時間」ととらえ、名古屋市に家族葬・葬儀ホールを3斎場、運営・管理

WEBサイト:http://www.suzusou.co.jp/

 
株式会社スズソウ様は、弊社のミッションマーケティング講座でミッションを見出されたのち、アフターコンサルティングを受けられ、ミッションに合わせて世界観を一新されました。その取り組みについて代表取締役の鈴木社長に感想を伺いました。

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ミッション念いをカタチに、そして安らぎを。

私どもは、お葬式を「人生の卒業式」と捉え、十人十色の人生には十人十色の「人生の卒業式」があると考えています。形式ばかりに囚われてはお客様の気持ちを置き去りにすることにもなりかねません。
お客様に寄り添い、その立場に立って不安や問題を取り除きご自身でも気づいていなかった心の奥底にある「念い」を見出し、送る人、送られる人の気持ちを一つにいたします。
温かい「ありがとう」が通い合う「人生の卒業式」を、カタチにすることこそ私たちの使命。そして、お客様の心に真の安らぎを創造する、そんな葬儀社であり続けたいと願っています。

ミッション「念いをカタチに、そして安らぎを。」が出来る前の経営では、
どのようなことでお悩みでしたか?

data0823cどこか他力本願で、自身で経営をしていない感覚がありました。売上を上げ続けることを目標に経営をし、地域の皆様から愛され、創業71年、当時のやり方に自信がありました。そんな中、大手葬儀ブローカーから「さらなる売上アップをしないか?」と話があり、空いた時間に斎場とスタッフを貸すだけとのこと。遊んでいる資本を有効活用でき、プラスになるならと代理店になりました。
当初は大手広告力に支えられ新規案件も増え、私もスタッフも大喜びでした。ただ、実際は利益の少ない仕事が増えたことで、売上は最高でも利益はマイナスに。とはいえ、安い仕事だから安い対応という訳にはいかず、増える続ける葬儀にスタッフは疲弊していきました。
そんな悪循環の中、「売上」を目標にする経営や、他人任せ、市場任せの経営方法に疑問を持ちました。

いつ、どのようなきっかけでミッションを作ろうと決断されましたか?

ある方から「あなたは葬儀場を遊ばせているのですか?」と言われたことがきっかけです。
遊ばせているつもりはなかったのですが、「環境のせい」「市場のせい」「景気のせい」にしてしまい、仕舞には自分で考えなければならない斎場の活用を他人まかせにしていたように思います。そこに気づいてから、自分たちの形を見出して自ら方針を作り上げていこうと思いました。そんなときに、佐治さんのミッション(=会社の使命)を軸としたマーケティング手法を知り、導入を決断しました。

ミッションに合わせ、ロゴマークやカラーなど、世界観を一新されましたがきっかけは?

ミッションができて、今度はそれをどう伝えようか考えたとき、私たちのミッションにある「安らぎ」を伝えるためには、まず視覚的に伝えるのが早道と考えたからです。ロゴマーク、カラー、キャラクターを一新しました。
私たちのロゴマークは、安らぎをもたらす聖鳥として親しまれてきた「ふくろう」と、聖なる花として尊く敬われ、安らぎの花「蓮」と、お客様の心に灯火(ともしび)を灯し、安らぎを創造する「灯火の色」の組み合わせでできています。
カラーは、灯火の色。葬儀を通じお客様の心の冷たさを、灯火のぬくもりで温めたい、迷われている人に灯火の明かりで導きたい。そんな想いを込めています。

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世界観を一新して、ご自身にどんな変化がありましたか?

自身は、ミッションができ、世界観を一新したことで腹を括れました。やるべきこと、ミッションがさらに明確になって、伝え方について考えることができました。伝え方のアイデアがどんどん湧いてくる感じです。小さな一歩が、二歩三歩とどんどん前に進み、他の戦略と連動して全体が進んでいます。

世界観を一新して、地域の皆様の反応はどう変化しましたか?

data0823d地域の皆様と親しくなったと思います。これには、世界観の一新が私ども自身の姿勢の変化を生んだからだと考えます。
実は、以前のロゴには「葬儀」の文字があったのですが、今回の「世界観」の一新で「葬儀」という名称を外しました。私たちは「安らぎ創造業」なのだとの決意のあかしです。葬儀の文字を外し「安らぎ」に目を向けることで、私を含めスタッフ全員がお客様、地域の安らぎに目がいくようになりました。また、以前のロゴの青色は葬儀色が強かったのですが、今回、安らぎの灯火の色に変えたことで、葬儀にまつわる非日常的要素がなくなりました。
たくさんある葬祭業の中でスズソウは誰に何を売っているのかが伝わり、より地域の皆様と親しくなったのだと感じます。

世界観を一新して、スタッフさんの反応はどうでしたか?

data0823e長年の愛着や以前のキャラクターが好評だったこともあり、変更してすぐは、なぜ変えたのかという声がスタッフから上がりました。
今でも浸透途中にあるかと思いますが、「安らぎとは何か」「お客様の不安や悲しみがどこにあるのか」など自社のミッションの理解のために、スタッフが勉強会を通じて深堀りしたり、件数や売上を増やすことの先にある部分、なぜ増やすのか、なぜ喜んでいただくのかまで、一緒に考える機会をもてるようになったのは大きな変化と感じています。

世界観を変えるにあたっては「何年も予算をかけて積み上げ、せっかく認知度を上げてきた世界観をなぜ捨てるのか?」という声があります。それについてはどうお考えですか。

私が世界観を一新したことで得たものは、認知度ではなく「ミッションを伝える機会」だと思っています。ミッションが明確になっても外に出さなければなにも始まらない。ミッションを伝える方法の一つとしてロゴの変更があると思っています。世界観を変え、周りの人に発表することで、自ずとミッションの意味の説明になります。
「ミッションを伝える機会をいただいた」と感謝しています。

ミッションが固まった後、商品を絞り込まれました。絞り込んだ理由は何ですか。

ミッション浸透のためです。これが売れれば自社のミッションが浸透したと言える商品を開発し、その商品の販売件数をミッション浸透のバロメーターに設定しています。これを体験してもらえたら自社のミッションが自然にわかっていたらけるものと自信を持ち、すべての行動、資本をこの商品に注いでいます。
行動と言えば、スタッフの様々な行動も、すべてこの商品の販売につながるよう仕組化しています。ただ、自社のスタッフには年配者も多く、商品を売ることに対するノウハウも自信もあるなか、なかなか仕組化の効果がでていないのも事実です。
とはいえ、あくまで商品の販売ではなく、商品の販売を通じたミッションの浸透が目的なので、現状の仕組みから、誰がやってもミッションを与えられるように仕組化して変えたいと考えています。

最後に一言お願いします。

自分たちの形を見出し自ら作り上げていかなければならないと気づき「ミッションマーケティング」を導入しましたが、ミッションを変えたことで、その先のビジョンについても考えられるようになりました。今年は創業71年。あと29年で100年に届くので、これまでのビジョン「地域に愛されて100年企業を目指します」が、「社員さんが安らげる会社になる」に変わりました。安らぎについて深堀し、お客様や地域の皆様の安らぎのことを考えた時、社員の安らぎについても考えるようになったことが大きく影響しています。
顧客満足に偏りがちなビジョンに社員満足を加え、バランスを取ることができたのも、ミッションマーケティングでミッションづくり、浸透に取り組んだおかげと思っています。