第83号:自分の思いが伝わらないと悩む経営者の方の問題解決法

第83号:自分の思いが伝わらないと悩む経営者の方の問題解決法

ミッションを現場に落とし込むために、私どもではクライアント様の社内研修を行ったり、社内ミーティングに参加させていただいたりしています。そうした研修が終わったとき、経営者の方達からよくこう言われます。
「社員さん達が自分事として研修の話を聞き、とても前向きに参加してくれました。でも、私が同じような話をしても全然伝わらないんです。どうしたらうまく伝えられるでしょうか」という質問です。皆さんの中にも同じように感じれおられる方も多いのではないでしょうか。

ここでご理解いただきたいことは、情報は「何を言うか」よりも「誰が言うか」ということで伝わり方が大きく違うということです。

あなたは普段、社員さんに対してどのような気持ちでコミュニケーションをとっていますか。どんな思いで指示命令をしていますか。このとき、相手に伝わるのは、あなたの言った言葉そのものよりも、あなたが伝えたときの心の在り方のほうなのです。あなたの心の在り方があなたの表情や言葉のトーンになって相手に伝わってしまうのです。

たとえば、自分がある部下に対して、いつもできない奴だなぁと思って指示命令を出していると、相手には指示命令よりも自分は認められてないんだという思いの方が伝わってしまいます。そのように相手が解釈してしまうと、いくら丁寧に伝えても相手からしてみれば怒られているとしか捉えられなくなるのです。
普段からの貴方の接し方で、相手があなたに対してネガティブな感情を抱いていると、すべてネガティブに受け止められてしまうのです。

人間は頭で理解して動いているようで感情に左右されて動いていることがほとんどです。
その問題を解決していく方法は情報の見える化です。指示命令を思いついた時に口頭で言うのではなく、明確な基準値を書面で示すのです。会社側がどんな行動を求めているのか、どんな行動はダメなのか、という基準を、明確に示し書面で見える化するのです。

あなたの会社の「目的」「目標」は、見える化されていますか?
業務において、その都度、細かく指示命令をされるよりも、常に忘れないように、あなたの会社の「目的」「目標」、そして行動の判断基準などを、書面や計画書にして見える化するのです。書面を通して伝えることで、相手も冷静に客観的に会社の求めることを理解しやすくなります。そして、スタッフによる理解度のばらつきを見ながら、さらに伝える書面を改善していくのです。

見える化をすることで自分の頭も整理されます。そして社員の人たちにも伝わりやすくなります。あなたもぜひ一度、自分の思いを書面で見える化してみてください。


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