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第77号:中小企業にとって、これから儲かるビジネスとは |

第77号:中小企業にとって、これから儲かるビジネスとは

第77号:中小企業にとって、これから儲かるビジネスとは

先日、ある講演後の親睦会で「これから儲かるビジネスはどんなビジネスが良いのですか」と質問されました。詳しくお話をお聞きすると、質問者の方は、時代の変化に合わせて飲食店を業態変更しながら4店舗、3業態を営業してこられたそうです。しかし、どの業態も競合との価格競争が激しく売上が下落気味のため、新しいビジネスを探していると仰っておられました。

経営者の中には、現在、経営している仕事の業態が陳腐化し、新しいビジネスモデルを模索している方も多いのではないかと思います。実際に新しいビジネスモデルへ転換したり、経営の多角化を図るなどしている会社も少なくないでしょう。

今後の成長市場としては、高齢者向けのビジネスやドローンなどのビジネスがまだまだ伸びるであろうことは容易に想像がつきます。しかし、ここで考えるべきは、伸びる市場だからといって皆が成功するわけでは無いという点です。なぜなら、伸びる市場というのは、逆に成熟するスピードが早く継続的に業績を上げてことが難しい市場でもあるからです。

成熟時代の中小企業の戦い方として「何をするか」ということも大切ですが、「どのようにやるか」ということも、それ以上に大切です。だからこそ、中小企業にとっては伸びる市場を選ぶよりも、自社が最も強みを発揮できる市場を選ぶべきなのです。

自分たちが今まで培ってきた技術を使って、お客様のこんな問題を解決したいという思いが大切なのです。そして、その思いを成功に導くためには仕組みを構築することが重要なのです。ここでいう仕組みとは、お客様の満足を追求していきながら利益を最大化していくための組織体制づくりのことです。

「売上が上がれば利益が生まれる」というのは、一昔前の話です。今は売上を上げようという行為が人件費や販促費の高騰につながったり、過剰在庫を抱えることになったりと、利益の圧迫につながることが多いのです。

収益力が下がっている会社は業態自体が陳腐化しているということではなく、自社の仕組みづくりができていない場合が多く、そこが問題なのです。

収益を生み出す仕組みを強化することで既存事業も良くなっていきます。逆に、これから伸びる新規市場に参入しても利益を生み出す仕組みが構築できていなければ、参入してもすぐに利益の出ない状態になってしまうのです。
自分が持っている感性や技術を信じてしっかりと仕組みを構築することが中小企業にとって最も儲かるビジネスになります。

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