株式会社サンアスト

幸せなチームは明確な目的と目標を共通言語にしている |

幸せなチームは明確な目的と目標を共通言語にしている

幸せなチームは明確な目的と目標を共通言語にしている

前回のコラムで幸福感を振り返り、結果を出すチームであるためには考え方が大切だとお伝えしました。ではどんな考え方が良くて、どんな考え方が良くないのか。今回はミッションマーケティングを進めていくチームにおいて、そのあたりを考えていきましょう。

まず良くない考え方。それは「今だけ、金だけ、自分だけ」といった「部分最適」の考え方です。
今月の売り上げを上げるために、来てほしくないお客様にアプローチしていませんか?「今だけ」しか見ていないからです。業績は良いのに、社員がどんどん辞めてしまっていませんか?「金だけ」しか考えていないからです。顧客や他社、業者さん等のことをないがしろにし、自社の利益ばかりを優先していませんか?「自分だけ」になっています。
こんな状況が自社でも起こっていませんか?起こっていたら、それは部分最適になっている状態です。

良い考え方は「全体最適」「自分も相手も、今も未来も」を考えられる状態です。その状態を会社にもたらすには、会社の目的と目標についての共通言語をチームで持つことです。

あなたの会社のスタッフは、自社の目的と目標が何であるか、明確に答えられるでしょうか?私たちの経験から言えば、答えられなかったり、答えられても個々微妙に違っている場合が多いです。しっかり共通言語にしている会社は結果を出しています。

個人が生きていく目的も、会社の存在意義も「幸福感=心が満たされる状態」にあると考えます。目標はお金やモノで表すことができ「量の追求」です。よく陥るのが、目標を達成したら勝手に目的が達成される、という錯覚です。しかしそれは間違いです。目標をクリアすればするほど、不安や恐怖を覚え、幸福から遠ざかります。想像してみてください。無人島で、次から次へと新しい服が欲しくなるでしょうか?何枚も着られる服があるのに欲しくなって買ってしまうのは、他人に見られるから欲しくなるのです。モノが欲しかったわけではないのです。では本来何が欲しかったのでしょうか?これを考えることが会社の目的、ミッションを考えることにつながります。

さて話を戻しましょう。部分最適で量を追いかけるのがなぜいけないのか。量を追いかけるほど質が下がるからです。質が下がれば、また量を追求せざるを得ない。負のスパイラルです。逆に、質を追求すれば量はついてきます。
たとえば、東京ディズニーランド。もしディズニーランドが、『USJが新しい企画で売り上げを伸ばしているから』と真似をして全く同じものを取り入れたらディズニーランドのファンはどう思うでしょうか。顧客満足度は下がり、売上も下がります。量の追求は質を下げます。量=目標ばかりを見るようになると、目的を見失うのです。
目的を置き去りにして量の追求ばかりに走ると、社内にも弊害が起きます。顧客満足度が下がるので、本来、求めていない客層、質の良くないお客様にも対応せざるを得なくなり、その対応に振り回されてスタッフは疲弊しやりがいを失います。
現場のスタッフたちにとっては、数字よりも自分自身がどんな気持ちで働けるかが重要です。目標達成より目的達成。やりがい、働きがいが重要です。しかし、それは両方を手にすることが大切です。ですから、目的と目標は分かれていて、それぞれが明確でなければいけません。

チームの目的と目標は共通言語になっていますか。